路線車両

【路線紹介】今はなき「運動場線」

皆さんは、かつて存在した「運動場線」という路線をご存知でしょうか?
今回は、江坂地下鉄では数少ない廃線、「運動場線」をご紹介します!

運動場線が開通したのは1982年4月1日。最初期は豊津第一小学校〜運動場〜北江坂(現在の江坂大通り駅付近)の区間で運行されていました。
翌年の1983年8月3日には北江坂〜内環南江坂(現:三角路駅)間が開通し、全線開業へ。
この路線のために投入されたのが「T1A系」でした。

T1A系の説明は、コチラの記事内の「T1A系とは?」の見出しをご覧ください!

しかし、運動場線の歴史は驚くほど短命でした。
1988年の3月1日、運動場線は地表に近いごく浅い位置を走っていたこともあり、「運動場で活動する児童に悪影響を及ぼすのではないか」という批判の声が次第に強まり、その結果、豊津第一小学校〜北江坂間が廃止 に。
さらに、残った北江坂〜内環南江坂間の利用状況もかなり厳しいものでした。当区間単体の需要は無かったわけではありませんでしたが、かなり低く、また豊津第一小学校へ最短でアクセスするという大きな役割を失ったことも重なって、利用者数が急激に減少し、まもなく全線で廃線となってしまいました。

では、T1A系はどうなったのでしょうか?結論としては、転属計画はあったものの最終的には解体されてしまいました。
理由としては、車体や車内、特に床下機器の部分にこびりついた砂の汚れがどうしても落としきれず、さらに車体そのものの老朽化も想像以上に進んでいたためでした。 本来であれば、廃線と同日に中央車両基地へ回送し、豊一線豊津中学校線広芝線のいずれかへ転属されるはずでした。
もし本当に転属されていたら……今でも生き残っていたかもしれませんね…。


今回の記事に写真が1枚もないのは、私自身が江坂地下鉄にハマる前に運動場線が全線廃線になってしまっていたからです。
T1A系のお姿、一度この目で見てみたかったなぁ……。
(※本記事は、運動場線をご存知の方々にご協力いただき執筆しました。
ご協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。)

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